昨年1月から芸能活動を休止していたダウンタウンの松本人志さんが、1日に芸能活動を再開しました。

同日スタートしたコンビ独自の有料配信サービス「DOWNTOWN+」内で生配信を行い、約1年10か月ぶりにメディアへ生出演されました。

松本さんは観客から「おかえりー!」などと盛大に歓迎され、思わず目を潤ませる場面もありました。照れ笑いを浮かべながら頭をかき、「はい、えーと、松本動きました」と第一声を発しました。

トレードマークである金髪姿はそのままで登場し、「なんかちょっと日本の笑いがしんどいと最近聞きまして、私、復活することとなりました。よろしくお願いします!」と語り、決意を新たにしていました。

 

ネットでは、「松本動きました」が話題となり、ファンからは復帰を喜ぶ声がある一方で、「動きましたって何?」という声も多いようです。

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【松本動きました】元ネタとどういう意味かを解説!なぜ第一声が「動きました」なの?

元ネタは「松本動きます」

もともとは、松本人志さんがエックス(当時はツイッター)でつぶやいたこの投稿が元ネタです。

2019年に発生した吉本興業の芸人による闇営業問題、そしてそれに続く吉本の混乱の中で、ダウンタウンの松本人志さんは次のようなツイートを投稿しました。

 

このツイートは文字通り受け取れば、「後輩芸人たちが『これから吉本やお笑いはどうなるのだろう』と不安を抱えている状況の中で、自分が経営陣に掛け合ってなんとかしてやる」という、漢気にあふれた内容でした。

この発言をきっかけに、松本さんの「漢気」や「実行力」を象徴するネタとして引用されるようになりました。

 

一方で、その後に松本さんが実際に後輩芸人たちのために具体的な行動を起こした形跡が見られなかったことから、「有言不実行の例」として取り上げられることもあります。

また、近年ではこの言葉自体が一種の定型表現として扱われ、単に「物事が動き出した」という意味で使われることもあります。

 

なぜ第一声が「動きました」なのか

松本人志さんの復帰の第一声「動きました」は、単なる報告の言葉ではなく、自身の存在と影響力を象徴するメッセージとして極めて象徴的です。

2019年の「松本、動きます」というツイート以来、この言葉は松本さんの“行動宣言”として定着しており、世間では「いよいよ本人が動く時」という合図のように受け取られてきました。

 

今回の「動きました」は、その過去の文脈を踏まえた上で、自らの再始動をユーモアと決意を込めて示した言葉です。

長い沈黙を経ての復帰に対し、大げさな宣言ではなく、あくまで松本さんらしい照れと軽妙さで「再び歩き出した」ことを伝えています。

 

つまりこの一言には、“芸人・松本人志”の復活だけでなく、日本のお笑い界全体をもう一度動かしていくという静かな覚悟が込められているのです。

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なぜ「動きました」が話題に?

「動く」や「動きました」という言葉がユーモアとして広く使われるのは、もともと真剣な宣言であった言葉が、時間の経過とともにネットミーム化し、独特の軽妙さを帯びたためです。

松本人志さんが2019年の吉本騒動時に投稿した「松本、動きます」は、当初“兄貴分が後輩のために立ち上がる”という力強い宣言として受け止められました。

しかしその後、実際に目に見える変化が乏しかったことから、「動く」と言いながら何も起きない状況を茶化すネットスラングとして転化していきました。

 

この“本気と空回りのギャップ”が笑いを生み、以後「動く」は大げさな前振りや自意識過剰な行動を皮肉る定型句としても使われるようになりました。

さらに、短く印象的で使いやすい語感も相まって、SNSでの拡散性が高まりました。

真剣な決意表明のはずが、文脈を離れると滑稽にも映る――この二面性がユーモアを生み、ネットで何度も再利用される理由なのです。

 

滝沢秀明さんも「動くか~」を投稿

「動く」という言葉は、近年、芸能人や著名人が大きな決断や新しい挑戦を示す際に使われる象徴的な表現となっています。

ダウンタウンの松本人志さんが活動再開の際に発した「松本、動きました」という言葉もその一例です。

この一言には、長い沈黙を破り、自ら新たな一歩を踏み出すという決意が込められていました。

 

同様に、滝沢秀明さんもエックス(旧ツイッター)で「無限の可能性を信じて動くか〜」と投稿しており、普段とは異なる大きな行動や変化の前触れとして「動く」という言葉を使っています。

これらの例から、「動く」は単なる行動を指すだけでなく、現状を打破し、次のステージへ進む意志を象徴する言葉として定着しつつあることが分かります。

 

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